ダビデ紋

ダビデ紋=真名井紋?

 前述のように、伊勢神宮の石灯籠にはダビデ紋が刻まれていますが、何故こうなったかについては、兵庫県西宮市の石材会社社長、木藤昌宏氏が依頼を受けて刻んだもので、同氏はニ荒(ふたら)伯爵と神宮奉賛会会長の盛岡善輝氏に「伊雑(いざわ)宮の御紋であるから」と強く言われた為に掘ったと証言したそうです。

 また有名な天の橋立のある、元伊勢の籠(この)神社の宮司、海部光彦氏は「旧約聖書」に出てくるマナの伝承とは、真名井紋(まないもん※ダビデの紋と同一の紋様)と関係があるらしい、という事を述べている様です。

 丹後周辺には昔、丹後王朝が存在し、豊受大神をを広く信仰していた様ですが、これは古代シュメールにバール・ハモンという女神が居て、海の水を自由に操る航海の神でもあり、また月の神でもあり、この特性がそのまま、豊受大神に写されているとのことです。

 しかし、この女神の特性は日本の素戔嗚尊をそのまま彷彿(海洋神であり、荒ぶる神=豊受大神も荒魂とされる)とさせます。
 また伊勢神宮外宮の禰宜、度会氏は「豊受大神=国常立命」と考えておられますが、国常立命は大本神諭の「艮(うしとら)の金神」が別名ですから、丹後一族、元伊勢、豊受大神、国常立命、素戔嗚尊、などのキーワードで、どうしても大本との関連性が出てきてしまうのです。

 なにしろ大本の出口ナオ女史が産まれた綾部という所は、豊受大神を奉る比沼麻奈為神社が元々在ったと言われる所です。なにしろ大本の出口ナオ女史が産まれた綾部という所は、豊受大神を奉る比沼麻奈為神社が元々在ったと言われる所です。

ブルガリアの超能力者、ベラ・コチェフスカ女史の来日

 ブルガリアに政府公認の超能力者と言われる、ベラ・コチェフスカ女史がいます。このベラさんは、1992年11月27日にかねてから念願だった日本へ来日(彼女が来日した際の取材は文藝春秋が行っており、『文藝春秋』平成5年3月号「世界一の超能力者来日日記」に記されています)を果たしますが、この際に、東京電機大学で実験が行われました。

 心拍数を測定中に彼女が手のひらからエネルギーを送り出すと、モニターが乱れ、彼女の心拍数は一気に120以上に跳ね上がったのです。
 この実験を通して同電機大学の町好雄教授は、「この人は人間じゃない!」と漏らしたそうです。

 そのベラ女史はずっと以前から日本のビジョンを見続けており、また元々彼女の前世が巫女であったというビジョンも見ているようで、「日本に行ったら一番大きなお宮に参拝したい」ということから、それなら伊勢神宮だろうということで、伊勢に参拝することになったのです。

 そして、伊勢神宮に参拝する運びとなったのですが、外宮の多賀宮のある丘まで、スタッフが追いつけない程の速度で歩き出し、その多賀宮の前で思わず涙し「こんな聖地は無い。ここに世界中の人が祈りに来なければならない」と語ったそうです。

 彼女は「日本は地球のヘソのようなもの。宇宙からのエネルギーを一番ストレートに受ける特別な聖地なのです。実はイエスもブッダもモーゼもマホメットも日本に来たことがあるのです。瞑想により日本に霊魂として訪れて、この地に住む神霊と交わり、多くのことを学び悟ったのです」と語っています。

 そのベラ女史は、あるテレビ局のインタビューの中で、うっかり日本とユダヤの関係について口を滑らしたのですが、その時に「いけない!」と口をつぐみ、頭を抱えてしまいます。
 どうやらその時点では、口外を禁止されていたらしいのですが、その録画テープを再生してみた所、その箇所の音声がスッカリ消えていたというエピソードがあります。

 彼女は「伊勢の外宮にはイスラエルの神ヤハウェが祭られている」とも語っているのですが、作家の中山忠直氏の説でも、聖書中の「1オメル」という単位が外宮の神宝のカメと同じ寸法であること、その内部には、パンのようなものが風化したものが入っていた事などから、マナの壷は伊勢神宮の外宮祭神・豊受大神はヤハウェであると、同じ見解を示しています。

ヤハウェ=キリスト=豊受大神=天照大神=天御中主神?

 元伊勢の元伊勢の籠(この)神社の81代宮司は、自身の著書『元初の最高神と大和朝廷の始原』のなかで「天の小宮に於ける元初の大神の奉斎は、即ち、天照国照尊、亦名(またのなを)天照大神、亦名豊受大神、亦名天御中主主神の奉斎であって、これ即ち、天御中主神としての天照大神の奉斎でなければならぬと考えられる」と記しています。

 天御中主神は神道では唯一絶対神とされていますが、天照大神、豊受大神などを又の名と称して、天照大神を天御中主神としての奉斎であるべきと考えているようです。

 ユダヤに於いての絶対神は前述のヤハウェになりますが、この絶対神はモーセに「わたしはある、わたしはあるという者だ」と語ります。
 「『わたしはある』という方がわたしをあなたたちに遣わされたのだと」(出エジプト記)

 ヘブライ語で「わたしはある」とは「YHWH」と表記し「ヤハウェ」と発音します。しかし、イエス・キリストが「はっきり言っておく。アブラハムが生まれる前から『わたしはある』」(ヨハネによる黙示録)と語った為にユダヤ人の逆鱗に触れます。

 このヤハウェとイエスの関係は、天御中主神と天照大神の関係と似ています。(参考ー『失われたイエス・キリスト「天照大神」の謎』:学研)

 ちなみに、前述の日本三景の一つ「天の橋立」で有名な籠神社のある丹後地方の『丹後国風土記』には、「神代のころ、イザナギ命は天の梯子を使って高天原と地上を行き来していた」という逸話が残されています。
 その為に天皇陛下の尊称である「陛下」とは、「高天原に続く天の梯子、天の浮橋の下にいる者」という意味であるとする説があります。

 この天の梯子が天の橋立の原型になっていると考えられますが、この天まで伸びる梯子と行き来する神の御使いの描写は、旧約聖書に出てくる天まで伸びたヤコブの階段(創世記)と類似しているのです。


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