ユダヤに見る古神道

ユダヤと日本の風習

 現在でも尚一部には、ユダヤと日本での様々な風習などの点で多くの共通点が見られる。つまり、ユダヤ人と日本人とは(人種的には雑多に配合され ている と思いますが)その租を等しくするのではないか?(日ユ同祖論)と考えられています。

 これにはもう一つの流れとしてシュメールの事柄もあると思うのですが、元々はシュメールから発し、ユダヤや日本等様々な地域へと民が移動していっ た可能性があります。(参考文献‐『幻の橋』 /YoshikoOeVanmeter著レムナント出版社刊)

日本 ユダヤ
─ ダビデの星 ─

 伊勢神宮の石灯籠には、菊の紋と ダビデの星(六芒星)が刻まれている(日本では俗にカゴメ紋とも呼ばれる)
 ちなみに、伊勢神宮暦では10月から始まる。

 ユダヤ教会堂(シナゴーク)では、以前からダビデの星が使われていた。
 ユダヤ暦では10月から始まる。

─ 神話 ─

 イザナギ神とイザナミ神が、天の御柱を廻って結婚するお互いに「あなにやし」と声をかける

 ユダヤ人の結婚式の場合、綺麗に飾った花の柱を中央に置き、新郎新婦が柱を廻り、出会った所 で結婚成立とする風習がある。
アナニヤシとはヘブル・アラム語で「私は結婚する」という意味

─ 塩 ─

 伊勢神宮などでは、神宮御塩殿で、供え物として御塩焼固が作られる。神道にとって穢れを払う 神聖なもの。一般庶民にも、塩は穢れを払う意味で、玄関先に撒いたりする

 「貴方の穀物の捧げものには、すべて塩で味付けをしなければならない。貴方の穀物の捧げもの に、貴方の神の契約の塩を欠かしてはならない。」(レビ記2章13節)
 「アビメレクは、その日一日中、町で闘い、この町を攻め取り民を殺し、町を破壊し、そこに塩を撒いた」(土師記45節)

─ 灯火 ─

 伊勢神宮には、常に灯火(ともしび)を絶やさないらしい(理由はまだ良く判りません)神道で は夕刻が一日の始まりとされている。
 (日月神示に「日暮れ善くなる」という個所がありますが関係はあるのでしょうか)

 「貴方(モーセ)は、イスラエル人に命じて、灯火用に上質の純粋なオリーブ油を持ってこさ せ、ともし火を絶えずともしておけなければならない。アロンとその子らは、あかしの箱の前のたれ幕の外側にある会見の天幕で夕方から朝まで、主の前に、ともしびを整えなくては成らない。」(出エジプト記27章21節)

─ 亜麻布の着物とみそぎ ─

 神道の神主は、亜麻布の着物を着て独特の帽子をかぶり、川などに浸かってみそぎを行う。

 「聖なる亜麻布の長服を着、亜麻布のもも引をはき、亜麻布の帯を締め、亜麻布のかぶり物をか ぶらなければならない。これが聖なる装束であって、彼は、からだに水を浴び、それらを着付ける(レビ記16章4節)

─ 聖地ははだしで ─

 昭和天皇の即位式を記録した書物には、天照大神の御前にご報告をするという準備儀式の時に、 みそぎを受けて、はだしのまま聖所に向かったとされている。
 日月神示にも、関連があるかは不明なものの「はだしで立つ」という表現が見られる

 「貴方の足の靴を脱げ、貴方の立っている場所は、聖なる地である」(出エジプト記3章5節)
 「主の軍の将はヨシュアに言った。『貴方の足のはきものを脱げ。貴方の立っている場所は聖なる地である』」(ヨシュア記5章5節)

─ 着物のふさ ─

 羽織のすそ四隅に、房(ふさ)を付けたりする。鈴を使用して歩く時にチリン・チリンと音を鳴 らす事がある。

 チーチーと呼ばれる、肩掛けショールの四隅の房がある。(へブル語ではターリー)
 「大司祭は着物のすそに鈴を付けていた」(出エジプト記28章33節)

─ みこし ─

 お祭りの際には、みこしを担いで町中をねり歩く。長い二本の棒の中央に社型の箱を載せて、棒 を担いで運ぶ。伊勢神宮では大神の栄光が降臨されると考えられている。大体の場合、金箔で装飾されている。

 「アカシヤ材の箱を作らなければならない。これに純金をかぶせる。それは、その内側と外側と に被せなければならない。その周りには金の飾り物を造る。箱の為に、四つの金の輪を鋳造し、それを四隅の基部にとりつける。一方の側二つの環を、他の側は ほかの二つの環を取り付ける。アカシヤ材で棒を作り、それを 金で被せる。その棒は箱を担ぐために箱の両側にある環に通す。棒は、箱の環に差し込んだままにしなければならない。抜いてはならない」(出エジプト記25 章)

─ 年中行事(年越し・過ぎ越し) ─

 日本では、年末になると大掃除をする習慣がある。
年始には、三段に積んだ餅を(鏡モチ二段の上にみかんを載せる場合有り)飾り、それを後で割ってから食する。鏡開きと称される。

 「貴方がたの家から、確かにパン種を取り除かねばならない」(出エジプト記12章15節)に 基づき、ユダヤ暦で1月には大掃除を行う。
 この時期、三枚のマツォト(種なしパン=イースト菌無し)を重ねて食べる。別名では「ハ・モチ」という(ハは英語のザと同じ冠詞)種無しなので膨らまな いが、このペタンコの状態が、罪で膨らんでいない状態を表す。スファルディ系のユダヤ人の間では、お米でマツォトを造る。
 ちなみに、三段のマツォトの真ん中を半分に割り、半分を戻し、もう半分を家の何処かに隠し、子供達が探す行事がある。隠されたマツァ(マツォトの単数 形)は、肉の目から隠された購い主を意味する。

─ 年中行事(月見・仮庵) ─

 中秋の名月(九月中旬頃の満月)縁側などに、稲やモチを飾り、月見を楽しむ風習がある。

 九月中旬頃の満月から、収穫した穀物を飾り、またそれを象徴した料理を作って食べる祭りがあ る。

─ 年中行事(お盆・開放の祭り) ─

 八月一五日には、開放の祭りとして、神社で行われる地区が有る。(単一民族で永い間他国と交 流の無い日本で、何故開放の祭りがあるのかは不明)
 お盆の発祥と考えられている。仏教には元々先祖を祭るという事は無く、日本で独自に取り込まれた風習(王仁三郎氏も三鏡の中で同じ事に言及している)
 お盆自体は、その時期になると、御先祖様が帰ってきて、この時期だけは子孫と一緒に食事や団らんを共にすると考えられている。

 上記仮庵の季節に、彼らの祖先達、アブラハム、イサク、ヤコブ、モーセ、ダビデ王などが、食 事を子孫と共にする為に訪れると考えられている。

─ 大和民族とヤマトウ人 ─

 日本人の持つ、民族的な気質を称して、大和魂、或いは大和民族などと称する。

 古来、中近東付近に住むユダヤ人を、ヤマトウ人と称していた。

 前述の言霊とフトマニにて、「あなにやしえおとめ」と声をかけた歌がありましたが、古代ヘブ ライ語で「あなにやし」とは上記の様に「私は結婚する」という意味になるようです。
 また、京都で行われる祇園祭(ぎおんまつり)はシオン祭りが転化したものという説があります。山鉾(やまほこ)巡行の際に使用される山鉾を装飾する布の 中に は、イラクのバグダット宮殿旧 約聖書の一場面を表した図柄など、到底祇園祭りと関連が無さそうに思えるものが使用されています。

山鉾




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